青年向けの作品
吸血鬼病の花崎を利用して、動画投稿でお金儲けをしようとする同級生。そんな中、彼女が有名になったことで、親友の空木は縁が切れてしまうことを恐れていた。友情とも愛情とも違った執着の物語。
📝おすすめポイント
・動画の炎上がきっかけで真意が少しずつ明かされる構成がおもしろい
・「なぜ動画投稿を許したのか?」がわかっていく
・愛憎とも見てとれる執拗な感情が最後に爆発する
四季賞2024年夏のコンテストで四季賞を受賞した期待の新鋭が登場! 動物との対話を夢見る研究者がついにその夢を実現させた。でもその相手は、なんとタコだった……!
・しゃべれるタコがかわいい
・「飼育した豚や鶏を食べられる?」という観点に通ずるテーマ
・すべての生き物と会話ができたら、食べるという行為ができなくなるのかもしれない
年老いた百合子は、かつての不思議な友人のことを思い出す。「めぇちゃん」と名乗ったその人物は、人生の節目に現れては温かく接してくれた。その姿は何年経っても歳を取ることがなく――?
・年齢やジェンダーをうまくストーリーに落とし込む構成
・前半→後半でのハッとさせられる展開
・ストーリー、仕掛け、読みやすさなどすべて大満足
「麻田香子を初めて見た時『痩せている』と思った」ーーデビュー以来、唯一無二の作家性で読者を魅了し続ける異才が描く、孤独と青春の物語。
・ジメッとした焦燥とも青春ともとれる不思議な作品
・読後に爽やかと不快が入り混じる
・主人公は満たされたのだろうか?
喫茶店を継いだばかりの新米ウェイターのもとに、美しいお客が来店する。追想の世界で輝く、お嬢さんとウェイターの青春純喫茶ストーリー。
・ノスタルジックで美しい
・カフェで会話しているだけなのに引き込まれる
・違和感を利用した視覚トリックの魅せ方がうまい
「可哀想に辛かったねって言ってもらえて 自分は愛されてるんだって」そういう愛し方しか知らない私は、ちょっと冷たい委員長と可哀想な私を慰める、最高の失恋パーティをすることになった。 そんな委員長のお腹には、無数の傷跡があって…。
・幸せとは?と考えてしまう
・見ていて心がざわつく
・一方的に傷つけられる人に救いはあるのだろうか
小学校での居場所を守りたい鳥居は、誰とも話さない佐竹さんに話しかけた——。佐竹さんが投げかける言葉と視線は鳥居の世界を一変させてしまう。「虫を見る目で 見られた気がした」
・「虫」という題材をうまくつかった演出
・誰かの一言で、世界が一変する魅せ方がうまい
・言葉によってその人の本質がようやくわかる
14才の思春期の少年が出会ったのは、裸で倒れている人魚だった
・ほっこりコメディと思いきやしっかり思春期
・短いながらもしっかりとしたフリオチ
・オチの煽り言葉で笑った
いじめられっ子の少女・橋理子は、人殺しを繰り返す幽霊・レイコに出会う。 理子に自分と似たものを感じたレイコは、 理子を殺さない変わりに、ある条件を提示した…。
・グロ注意
・ただのホラーではなく、人間の怖さが芯からわかる
・ホラーが苦手でも引き込まれる世界観
熊谷有紗、27歳。インテリアの営業に転職し、ひたむきに頑張っていた。家には自己啓発本があふれる有紗。嫌味な上司や社内の噂を笑顔でかわし、頑張って頑張って頑張った先にあったものとは…
・考えすぎてしまう現代の人にこそ刺さる
・他人の言葉が呪いのように刺さる
・一人でもいいから安心できる人をつくってほしい